ネッシー狩りの夜

ヒマだとろくなことをやらない20代ニート。

自殺の種類

 昨日やったこと。

 タオルケットを洗った。

 マット類を洗った。

 

 あまりにも自分の存在が嫌になったので、自殺しようとした。

 といっても、首を吊ろうとかしたわけではなく、単に、クーラーをつけずに部屋の中で過ごしていたというだけだ。

 室内の温度は35度は超えているはずだ。

 なにしろ、鉄筋コンクリートの部屋なので熱がこもりやすい。

 一時間程度、そこで過ごしていたが、汗で服が体にはりついてとても気持ちが悪かった。

 結局、耐え切れなくなって、外に出た。

 本を買いに街へ出ると、祇園祭の山鉾が道をふさいでおり、さっきまで死のうと思っていた気持ちがどこかに行ってしまった。

 キンキンに冷房のきいた書店の中は最高の空間だった。