ネッシー狩りの夜

ヒマだとろくなことをやらない20代ニート。

おやしらず

 自分の書きたいことをいかに人に読みたいと思わせるか、というのがエッセイの基本らしい。

 

 そもそもエッセイ自体があんまり得意ではない。

 自分の考えを書くとこんがらがって独りよがりになる。

 積み木のように理路整然としていない。

 物理的な法則が働いていない。

 働いていたとしてもそれはよくわからない法則で、直視すると死にたくなる類のことなのだろう。

 

 何もしない自分をかっこいいと思っているからこんな文章を書ける。

 どこか一歩離れたところから、いつか死ぬんだという保険をかけて人をあざ笑っている。

 いつか死ぬのにどうして無駄なことを続けているのだろうかと。